【世界記録は555連勝】藤井聡太四段の将棋公式戦新記録29連勝に合わせてスポーツにおける連勝記録を調べてみた
こんにちは。祖父の家に行く度におじいちゃんに将棋でボコボコにされていたじゃとです。
14歳の史上最年少のプロ棋士、藤井聡太四段の活躍が最近、とても話題になっていますね。先日6月26日にはついに新記録となる「公式戦29連勝」を達成されました。
29連勝は途方もない記録だと思うのですが、今回は将棋以外のスポーツ(将棋もマインドスポーツという括りになります)ではどんな連勝記録があるのか調べてみました。
チェス
同じマインドスポーツのチェスではプラハ生まれのヴィルヘルム・シュタイニッツが1973年から25連勝を記録。1836年生まれで19世紀に活動したチェスプレーヤーであり、公式の初代チェス世界チャンピオンです。
囲碁
日本におけるマインドスポーツのもう一つの人気競技、囲碁における連勝記録は坂田栄男が29勝。「カミソリ坂田」とも呼ばれた1920年生まれの坂田が43歳から44歳にかけて記録しました。
相撲
将棋と同じく日本の伝統スポーツである相撲では、双葉山が1936年1月場所から1939年1月場所まで4年に渡って69勝連勝を記録。ちなみに相撲における一場所の取組日数は現在、15日になっていますが、これは当時の双葉山の連勝により、相撲人気が凄まじく高まったためのようです。
柔道
日本の伝統スポーツにおける連勝記録最後は柔道。日本人では山下泰裕が203連勝(196勝7分け)という記録を残しています。この1977年10月から1985年4月の8年半に及ぶ記録のさらにすごい点は連勝記録が途切れないまま、怪我のため引退した点。(当時まだ28歳という若さ)
ちなみに山下泰裕は対外国人選手には116勝無敗3引き分けと生涯無敗を記録しており、当時の日本柔道がいかに強かったかがこの記録からも分かります。
尚、海外でも競技人口の多い柔道ではポーランドの柔道家、パウエル・ナツラ(1970年生まれ)が山下泰裕を上回る公式試合312連勝の記録を持っています。
レスリング
山下泰裕に代わり、現在日本人最多の連勝記録を持っているのがレスリングの吉田沙保里。「霊長類最強女子」という異名でも有名ですが、2016年リオデジャネイロオリンピックの決勝で敗れるまで個人戦206連勝。五輪・世界選手権の世界大会を16連覇した15年間に渡る記録でした。
車椅子テニス
柔道家、パウエル・ナツラの312連勝を越える連勝記録を持っているのは世界にあと2人だけ。1人は車椅子テニスのエステル・フェルヘール(オランダ)。2001年3月から470連勝を記録した彼女は山下泰裕と同じく、連勝記録を継続したまま2013年に引退しました。
スカッシュ
スポーツにおける連勝世界記録保持者はスカッシュ選手、ジャハーンギール・カーン(パキスタン)。ギネスにも認定されているその記録は実に555連勝(1981年〜86年の6年間で記録)。現在は世界スカッシュ連盟名誉会長となっています。
と、いうことで。
スポーツにおける連勝記録まとめでした。
マインドスポーツにおける連勝記録はチェス、囲碁それぞれ20代後半、40代前半のもののとなっており、まだ14歳の藤井四段の連勝記録が仮に直近で途切れてしまったとしてもさらに更新するチャンスはまだまだあるのかもしれません。