ランスシリーズ

タイトル
12[初期版]34[鬼畜降臨]4.x5A[6原形]67[RPG版]8910
0120345B7
025C
5D
鬼畜王[IF]
Table of Contents

解説 Edit

 株式会社チャンピオンソフトによるブランド「アリスソフト」の発足から歴史を共にしてきた同ブランドの看板シリーズ。ルドラサウム大陸を舞台に、ランスという一人の戦士にスポットを当てた作品。

 彼は世界を救う英雄でも勇者でもなく、されどそうなれるだけの資質と力と強運を持ち、しかしその性自己中心にして欲望に忠実、只自分の為のみに生きる一介の冒険者に過ぎなかった。そんな破天荒な男が巻き起こす冒険を綴った物語。彼は世界に於ける3人の主人公の一人でもある。

 世界観の一部を前身である同社「チャンピオンソフト」ブランドの「美樹ちゃんシリーズ」から継承。正史となる1から始まるナンバリングタイトル*1以外にも幾つかのスピンアウト作品を生み、他にもIF設定で展開する作品、世界観の一部を共有する作品が複数ある。特に同じRPGの闘神シリーズ1、2は、ランスに与えた影響も大きい。主要作品の詳細は各ソフトの項目を、関連作品はその他の作品を参照。

 便宜上、開発時期と設定の連続していた1~4.2と、それをベースにした鬼畜王を旧シリーズ。ブランクから仕切り直し、原画や設定の見直しがあったランス5D以降を新シリーズと呼ぶ事もある。

 以前から10話完結と言われており、完結の時期は注目の的であったが、2012年6月13日付で株式会社チャンピオンソフト取締役副社長のTADA氏より「ランス9、10と最後のまとめに入る」旨コメントがあった。

 2012年11月30日付のTADA氏のコメントによると「10が終わったら、あれもこれ、なんでもこうなのー、ああなのーと決めれるんだけどなぁ もうその後が無いから└|∵|┐♪ 」とされ、更にはランス9の最終エンドコメント*2でも「ランスシリーズも10で遂に完結。誰がなんと言おうと終わっちゃいます。」と表示されるようになったことで、全10作は確定の模様、その次を出すとしても外伝・後日談的扱いになると思われる。

特に3や4についてはスタッフもリメイク希望らしく、実際にランス3のリメイク作「ランス03」が2015年に発売された。

そして、ランスシリーズの最後を飾る「ランスⅩ -決戦-」が2018年02月23日に発売された。

ランスシリーズの総売上本数は1,159,193本。(2018年5月末時点での集計)

シリーズとしては完結したが、2020年11月25日から配信されているアリスソフトがデベロッパーのソシャゲ「超昂大戦 ~エスカレーション・ヒロインズ~」ではランスシリーズとのコラボを一定間隔で開催しており、来た年代の違うキャラ同士のやり取りや完結後の後日談のようなエピソードが存在し同スタッフ達によって極力矛盾点を抑えた作りにされている*3。コラボイベントが開催されるごとにキャラが増えていくのでシリーズファンは今後の動向に注目したい。

設定関連

発売年と作中年 Edit

発売年タイトルジャンル作中時期備考
1989Rance -光をもとめて-短編ADVLP1年
1990Rance II -反逆の少女たち-中編RPG
闘神都市長編RPGLP25年頃
1991Rance III -リーザス陥落-長編RPGLP2年
1992ALICEの館2
収録作品:おかゆフィーバーの逆襲
ミニゲーム(パラレル?)R3後
ALICEの館2
収録作品:なぐりまくりたわぁ
ミニゲームLP3年
Super D.P.S
収録作品:マリアカンパン
ミニADVLP3年
1993Rance IV -教団の遺産-長編RPGLP2年
1994闘神都市II長編RPG(パラレル)
1995ALICEの館3
収録作品:にせなぐりまくりたわぁ
床捲りRPGLP3年
ランス4.1 -お薬工場を救え!-
ランス4.2 -エンジェル組-
短編ADVLP2年4.1/4.2の前後編
1996乙女戦記3D-RPGLP2年/IF
鬼畜王ランス
初回版ブックレット:ETERNAL HEROES
初回版ブックレット:ランス温泉へ行く
大作SLGLP3年/IF
小説GL533年
R4.x以降
1997かえるにょ・ぱにょ~ん作業系SLGLP4年
2000ペルシオン潜り系RPG(パラレル)
隠れ月育成SLGリスブルー作品
2001王子さまLv1中編RPG
2002王子さまLv1.5バラエティ
Rance5D -ひとりぼっちの女の子-ADV+RPGLP2年
2003Rance VI -ゼス崩壊-この業界における正統派RPGLP4年
2004ALICEの館7
収録作品:ランス6~その後~
ミニ読物
王子さまLv2中編RPG(パラレル)リスブルー作品
2005GALZOOアイランRPG(パラレル)
2006戦国ランス地域制圧型SLGLP5年
2007ハニホンvol.7
収録作品:戦国ランス後日談
小説戦国後
2008小説版戦国ランス(全5巻)小説(パラレル)
三匹が斬ったり突いたり燃やしたり短編双六LP5年戦国後
闘神都市III長編RPG(パラレル)
2009リス2010
収録作品:Rance02 -反逆の少女たち-
バラエティソフトLP1年メイ
2011ランス・クエスト世界は救わない正統派RPGLP6年
2012ランス・クエスト マグナム射程外からの強装弾RPGアペンドディスク
2013Rance01-光をもとめて-ADV+RPGLP1年メイ
2014Rance IX -ヘルマン革命-タクティカルRPGLP6年
2015Rance03 -リーザス陥落-RPG+ADVLP2年メイ
2018Rance Ⅹ -決戦-大戦争RPGLP7年*11

制作スタッフ Edit

原案・シナリオ
 開発責任者・総監督・シナリオ(原作)は開発部長(後に取締役副社長となり開発部長も兼務)のTADA氏。一般に多い、シナリオ担当がほぼ一手に話を引き受ける作り方とは違い、原画担当者や他のスタッフも一緒になって積極的にキャラや世界観を構築してきたのが特徴。
 元々はシナリオもTADA氏が直接担当していたのだが、鬼畜王以降からは氏のシナリオラフをとり女史*4を主としたシナリオ陣が形にして清書していく形式が取られるようになった。鬼畜王、ランス6、戦国と、登場人物が特に多い作品の劇中描写をメインで手掛けたことから人物の口調や細かな個性に関しては女史の影響が大きい*5
 とり女史退社後のランス・クエストからはヨイドレ・ドラゴン氏を採用し、同作品とマグナムで氏を育て完結作のランス10まで走り抜けた。
世界設定
 世界観の設定に関しても、TADA氏以外に、ぷりん氏、織音氏といったメンバーが参加している。それぞれ、世界観が固まっていったランス3鬼畜王ランスまでをぷりん氏が、ランス5D以降の新シリーズからは鬼畜王から設定に参加した織音氏がメインに担当する。
原画
 ランス2まではYUKIMI女史。ランス3~4ではYUKIMI&ぷりん体制。鬼畜王では、むっち+MIN+ぷりん+織音。ランス5Dからは基本的に織音氏が単独で担当していた*6。リメイク作については第一作目のランス02は織音氏であるが、第二作目のランス01から魚介*7氏に変更され続いてランス03も魚介氏の担当となる。
 アリス作品では原画担当がキャラの裏設定も作ることが多いため、ナンバータイトルの織音氏への交代に伴い、デザインだけでなく設定も含めて変更されたキャラも多い。*8
音楽
 リトルヴァンパイア~ランス1~4.x、6は外注のDRAGON ATTACK!氏*9(以下ドラアタ)、鬼畜王とランス5、7、8(マグナム)はshade氏。この二名がランスサウンドの前期・後期の屋台骨として知られる。
ランスクエストではノンクレジットだが大和氏*10も大ボス曲の演奏要員として参加したと本人がツイートしている。
shade氏退社後は氏の開催するレーベルASTLYRE所属のDJ C++(桜ノ咲みえ女史) 、元戯画の水夏える女史、PKタートルズ氏の三人体制となった。この三名が手掛けたランス10の曲は前任者達にも劣らない高い評価を得た。
 リメイクはASTLYREのメンバーが担当し、原曲者としてドラアタ氏の名前がある。
サントラはかなりごちゃごちゃしており、作曲はshade氏だが演奏はドラアタ氏といった合作的なものも存在する。

特記事項 Edit

  • ハニホン vol.4 で「ランス25」のネタ画像が掲載されたことがある。
    パッケージはすだれバーコード頭の爺ランスと婆団子頭のシィル

コメント Edit

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • シャングリラのページってもしかして無い? -- 2020-01-12 (日) 23:53:28
    • ないよー、結構重要な項目だと思うんだけどねぇ… -- 2020-01-30 (木) 09:42:04
  • 今後ランスシリーズでソシャゲをするなら凍京ネクロ式がいいと思う。もしくは対魔忍。 -- 2020-01-30 (木) 09:40:41
    • ネクロ方式は強化チップ集めもキャラ重ねも有償オンリーも単調で馬鹿馬鹿しくてきついのでマジ勘弁 -- 2020-07-26 (日) 20:25:51
  • キングコア編みたいな凌辱あへあへルート作ってクレメンス.. -- 2020-02-21 (金) 12:40:16
  • 現在のとり女史のツイ垢発見。よーいちろーもフォローしてるし本物っぽい https://twitter.com/rokka69 -- 2020-03-23 (月) 20:56:01
  • 戦国ランスから始めたから6のランスのクズさに驚いた思い出、でも6のランスもかなり丸くなった方だったとは -- 2020-05-27 (水) 08:01:04
    • 可能なら、最も鬼畜と言われる4.1、4.2やってみ。ガキを殺したり女を拷問したりやりたい放題。 -- 2020-05-27 (水) 11:46:41
    • 織音氏がメイン原画になってから急に人間味あふれるヒーローになったイメージだよ。ああ自粛退屈だなあ、TADAさんの作ったゲームやりたいなあ|ω・`)チラッ -- 2020-07-24 (金) 23:38:32
      • 織音原画になってからというより、鬼畜王からのTADAさん達がスランプ脱出する際のリスタートで切り替えたといった方が適切。戦国を筆頭に丸くなったランスが受け入れやすくなったのが売れた要因の一つだし、時代に合わせて変えたのは結果的にも正しかった -- 2020-07-27 (月) 08:14:09
      • ランス人間的に最悪だった4.1、2は面白かったし鬼畜王はめちゃくちゃ売れたじゃないか -- 2020-08-02 (日) 20:14:00
    • むしろランス6はぶっちぎりでランスヤベー奴だぞ 結果論で英雄になったけど失敗したら国の崩壊招いた戦犯テロリストだし ただランスらしさは6が一番出てるとも思う -- 2020-08-10 (月) 12:05:12
  • 戦国ixaのシステムで新作作るだけで売れそう -- 2020-12-29 (Tue) 21:34:04
  • 去年はランスシリーズで退屈をしのいだ。けれど神ゲー過ぎて喪失感デカいわ。この世界観でまだまだ遊びたい! -- 2021-01-03 (日) 16:56:02
  • コラボにランスチルドレンでないかなぁと思ったが、エロでエネルギー補充するシステムだっけ、とても出せんな…… -- 2021-01-27 (水) 17:43:55
  • なんのかんの視力や体力と戦いながらゲームして過ごしてるっぽいがいい加減帰ってこいよTADA -- 2021-07-11 (日) 23:27:45
  • 俺たちにとっては結局、TADAゲーこそ唯一にして至高なんだよ。売れ行きがすべてを物語ってんだろ -- 2021-07-11 (日) 23:30:42
  • 「10が終わったら、あれもこれ、なんでもこうなのー、ああなのーと決めれるんだけどなぁもうその後が無いから」決めないことが決まっているばかりではないか。話が違う。 -- 2021-08-14 (土) 23:55:10
  • 普通の会社なら完結後は粗製乱造か外部に版権投げるか全力で仕切り直すターンになるけどマジで新規展開が動かなくなるとは思うまい。いやアリスにはありがちだったけど勿体ないというより単純に残念無念 -- 2022-01-07 (金) 20:23:26
  • カードゲームとは言え、まさかランスシィルの姿を映すだけに留まらず喋りながらのTVCMが地上波で流れる時代が来るとは思ってもいなかった -- 2023-01-11 (水) 14:30:23
  • ランス02が配布されたけど出来れば再リメイクして欲しかった -- 2023-05-09 (火) 14:04:18
  • やっぱ公式からの新規ランスシリーズの供給(新規イラストグッズやエロ媒体等etc)がほぼほぼ無いのは悪手だと思うんだよね… -- 2024-04-09 (火) 02:03:04
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*1 原則として「Rance」+ローマ数字。あてな2号を前面に出したランス4.1と4.2は例外・また、7となる「戦国ランス」と8となる「ランス・クエスト」はナンバリングがサブタイトル扱いになっており、正式タイトルが別に付けられている
*2 全ヒロインルートのエンディングを見た後、正史エンディングを見る。
*3 全くないわけでは無い。
*4 実はランス4もTADA氏との分担で部分的に担当している。シナリオ自体はチャンピオンソフト時代から担当することがあった
*5 故に女史の退社は会社にとってもユーザーにとっても大事件であった
*6 TADA氏と織音氏は特に気の合う関係(言い方を変えればお気に入り)であり、TADA氏が指揮するランスは必然的に織音氏の受け持ちとなった
*7 読みは「ぎょかい」である。ランス03の名札で確認可能
*8 逆に、設定変更をした訳でもないのに織音氏が即興的に設定であるかのように話す「織音設定」と言われるものも一定以上存在する
*9 90年代前期までのアリスソフト作品は全て氏が担当。6以降は参加していないが外注であるため常駐ではない
*10 多い名前なので分かり辛いがウマ娘の「BLAZE」の作曲者と言えばわかるか
*11 第二部はRA15年まで