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定期服用薬を探す手がかりに
被災地で使える「服用薬確認シート」

「服用薬確認シート」の印刷例。この「喘息薬」を含めたシートは、薬剤師ノートのこちらからアクセスできる。

 広島佐伯薬剤師会が運営するウェブサイト、薬剤師ノートで、被災地等で患者が飲んでいた薬の名前が確認できないときに便利な「服用薬確認シート」が完成、公開されている。

 薬効群ごとに、頻用薬の写真と名称がセットで一覧表形式にまとめられ、それぞれをA4サイズの紙、2枚に印刷できる。一覧表は、患者が自分の飲んでいた薬を探しやすいよう、色味の似た薬ごとに並べられている。

 被災地では、普段飲んでいた薬を紛失してしまったが、かかりつけ医を受診することもできず、お薬手帳も手元にないという患者が少なくない。そうした場合、患者の記憶に頼って定期服用薬を推定することになるが、この「服用薬確認シート」を使えば、その外観から“いつもの薬”を見つけやすい。

 Twitter上での「kj_hashi」氏の呼びかけに応じて、作成には複数のメンバーが協力。頻用薬リストはQLifeが、薬剤画像の一部はじほうが提供した。

 現時点で閲覧できるのは、抗てんかん薬、緑内障薬、腫瘍用薬、医療用麻薬、喘息薬、高脂血症薬、パーキンソン治療薬、糖尿病薬、降圧薬、関節リウマチ薬、抗血小板・抗凝固薬、抗精神病・抗うつ薬、抗不整脈薬。

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