国立国会図書館サーチとの連携の流れ

1.連携の方法

国立国会図書館サーチの連携方法は大きく分けて2つあります。

  • APIによるシステム連携
    連携先のシステムから定期的にメタデータを収集して連携を行います。
    OAI-PMH等のAPIを実装していただき、その通信プロトコルを使って、国立国会図書館サーチがメタデータを収集し投入します。
    DC-NDL(RDF)またはDC-NDL(Simple)でのデータ提供をご検討いただく機関の方には、出力データを確認いただくためのスキーマも提供しております。ご希望の場合は、申込み時に記載ください。
  • ファイル提供による連携
    TSV等の形式でファイルをご提供いただき国立国会図書館サーチにメタデータを投入します。

※連携に関する技術的な要件・注意事項について、ガイドラインを作成しています。「連携についての参考資料」をご参照ください。

2.連携の流れ

APIによる連携、ファイル提供による連携いずれの場合も、概ね以下の流れで進みます。

  1. 連携の希望申請
    お問い合わせフォームより、「国立国会図書館サーチの技術仕様」を選択の上、国立国会図書館サーチとの連携したい旨、ご連絡ください。
  2. 初期ヒアリング
    まずは、連携対象かどうかの検討をさせていただきます。
  3. データベースの概要やシステムの仕様に関するヒアリング
    連携方法の詳細を決定するために当館からお送りするヒアリングシートへの回答をお願いします。
  4. データ項目のマッピングの調整、サンプルデータの確認
    データの出力方法と格納方法について調整・確認を行います。ご提供いただくサンプルデータは、データの年代、資料の内容等に偏りがないバリエーションが網羅できるようなデータ抽出をお願いいたします。
  5. 国立国会図書館サーチへの投入テスト
    システム間の接続・連携状況を試験します。
  6. 本番用の全件データの提供
    媒体提供またはAPIを通じて、国立国会図書館サーチと連携する本番用の全件データをご提供いただきます。提供データは、NDLサーチから収集を行う出力形式と同じデータ形式としてください。例えば、OAI-PMHによる連携の場合は、OAI-PMHで出力される<header>等も含めてご提供ください。
  7. 許諾の取り交わし
    連携に関する許諾文書を取り交わさせていただきます。また、メタデータの二次利用条件についてもご相談をさせていただきます。
  8. 本番リリース(国会図書館サーチとの連携開始)
  9. 定常更新の開始

※連携に際しては、テスト等を含め作業着手後、半年~1年間程度の作業期間をいただいています。
※ガイドラインやヒアリングシートについては、「連携についての参考資料」をご参照ください。

3.連携に当たってご検討いただきたいこと

メタデータの利用条件表示について

国立国会図書館サーチでは、連携機関から提供を受けたメタデータについてAPIを通してより広く利用を可能にするために、メタデータの二次利用条件表示に向けた取り組みを進めています。連携に際しまして、あわせてご検討ください。
現在のデータベースごとのメタデータ利用条件については「API提供対象データプロバイダ一覧」をご覧ください。
なお、メタデータの二次利用条件表示は、既に国立国会図書館サーチと連携しているデータベースについても、ぜひご検討いただきたいと考えております。ご関心のある連携機関の方はぜひ国立国会図書館サーチ担当までお知らせください。

ジャパンサーチへのデータ提供について

国立国会図書館サーチにご提供をいただいたメタデータにつき、一定の条件を満たしたものは国の分野横断統合ポータルである「ジャパンサーチ外部サイト」に国立国会図書館サーチのAPIを経由して提供を行っております。
詳細については「ジャパンサーチへのデータ提供」をご覧ください。

4.連携開始後にお願いしたいこと

システムの更新等のご連絡

国立国会図書館サーチと連携しているデータベースについて、システムの更新やデータベースのリニューアルを予定している場合、国立国会図書館サーチ担当へお知らせくださるようお願いいたします。特に、国立国会図書館サーチからの遷移先となるURLの変更や国立国会図書館サーチへのデータ提供に係る通信方式の切り替え、常時SSL化への対応などが想定される場合は、できるだけ早い段階でお知らせください。

メタデータの定期更新に影響がある作業のご連絡

国立国会図書館サーチのサーバーからOAI-PMH等によりメタデータを定期的に収集している場合、安定的な運用のため次のような場合は事前に国立国会図書館サーチ担当へご連絡いただけるようご協力をお願いします。

  • 停電や計画的なサーバー停止(再起動)の実施等により、システムへの通信ができなくなる時間帯が生じる場合
  • 大量のデータ更新が発生する場合
  • 収集リクエスト出来ない時間帯に変更がある場合

データの定期更新の開始にあたっては、収集スケジュール等に関するお願い事項を送付しております。こちらの内容もあわせてご確認ください。

ご担当者様の変更のご連絡

国立国会図書館サーチへのメタデータ提供についてご担当者様・ご連絡先が変更になった場合は国立国会図書館サーチ担当までお知らせください。

5.その他

国立国会図書館サーチ担当の連絡先

連携開始後のご連絡はお知らせしているメールアドレスにメールをお送りください。
メールアドレスが不明の場合は国立国会図書館ホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。問い合わせの内容で「国立国会図書館サーチの技術仕様」を選択のうえ具体的なご連絡内容をお知らせください。