アルバム
オーディオトラックの集合
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出典検索?"アルバム" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2018年10月)
この項目では、​音楽​を集めたものについて説明しています。
プロジェクト アルバム
アルバム英語: album​)は、​公衆​に​流通​している関連付けられた​オーディオ​トラック​の集合。多くは​レコード​、​コンパクト・ディスク​、​コンパクトカセット​、​DVD​などの​メディア​となって​市場​で流通する。一部​ライブ​や​コンサート​の会場などで直接​販売​される、あるいは​ウェブサイト​を通じて​ダウンロード販売​されることもある。販売用の​媒体​としては、数曲を収録した小さな販売単位である​シングル​と対比される表現である。(​後節​も参照)
由来と変遷について
アルバムの​装丁​は​写真用のアルバム​を模していた
「レコードアルバム​[1]​」という用語は、​20世紀​前半までの、最大収録時間3分(10​インチ​盤)~5分(12インチ盤)のSP​レコード​(78回転盤、シェラック盤)が主流だった時代に、何枚かのレコードを​写真アルバム​に似せた収納ケース本の形で発売させたことに由来する。最初にアルバムと呼ばれたレコード集は、​オデオンレコード​によって​1909年​にリリースされた、​ピョートル・チャイコフスキー​の​くるみ割り人形​を収録した4枚組である。価格は16​シリング​であった(2007年現在の通貨価値だと約1万1000円に相当)。
1948年​に​アメリカ合衆国​の​コロムビア・レコード​から、​ビニライト​製の音溝を細くした、直径12インチにもかかわらず最大収録時間30分程度のLPレコード(33回転盤、ビニール盤)が生産された。LPは長時間再生 (Long Play) の​アクロニム(頭字語)​であり、その「長い」収録時間は、それまでのアルバムのうちかなりのものを丸ごと入れることができた。従来のレコードアルバムを1枚のLPにしたものや、新しく発売された複数曲収録のLPも、アルバムと呼ばれた。
2016年11月現在、​ビニール​でできたレコードは主要な形式としては使用されないが、「アルバム」という用語は​コンパクトディスク(CD)​、​コンパクトカセット​、あるいは​デジタルダウンロード​の録音の集合に対し使われている。
CDが主流になる前にもLP2枚組などで1時間前後のアルバムがあったが、CDが主流になった​1990年代​にはCDの容量をほとんど使い切った70分以上を収録するアルバムが盛んに制作された。​2000年代​になると​欧米​ではCDの単価下落による収益の悪化やデジタルダウンロードの普及(一般的にCDよりもアルバムの単価が低い)などが要因となり、30分程度の非常に短いアルバムも一般的となった。
日本では​再販売価格維持​制度によりCDなどの​価格​の下落は防がれているが​[2]​、様々な要因により売上が低下しており(​CD不況​を参照)、そのため、アルバムに​付加価値​をつける試みが多く行われる。一例として​ミュージック・ビデオ​を収録した​DVD​を付属して発売する場合がある。このような高付加価値化は​海外​でも行われている。
2015年7月10日から、各国でばらばらだったアルバムと​シングル​の発売日が金曜日に世界統一された​[3]​が、日本国内では2016年11月現在もアルバムやシングル共に水曜日に発売している歌手が多い。
シングルとの違いについて
新しいメディアが大容量であるため、アルバムがどのぐらい長くあるべきかという問題が議論になる。​UKシングルチャート​は4トラック以上、または、収録時間の合計が20分を超えるものはアルバムとされる。
日本​の​オリコン​は、​ポップス​では​リミックス​(バージョン違い)等を除くオリジナル曲が5​曲​(5トラックではない)以上の場合はアルバムとしている​[4]​[5]​。これを利用して、シングルに同じ曲のリミックスを多数収録し、お買い得感や話題性を出すことがある。例えば、​浜崎あゆみ​のマキシシングル『​A​』(1999年)は、14トラックあり(​ボーナストラック​含む)、かつ70分をはるかに超える収録時間にも関わらず、そのほとんどが同じ曲の​リミックス​で、「曲数」としては4曲しか収録されていないため、シングルとされた。​8cmのCD​の場合、10曲が収録された​山崎邦正​の『​ヤマザキ一番!​』(1998年)はシングルとされた一方、7曲が収録された​所ジョージ​の『​トンカチ​』(1998年)はアルバムとされた。また、​松任谷由実​の​EP​、『​水の中のASIAへ​』は収録曲数が4曲であるにも関わらずアルバムとされており、松任谷本人の公式ディスコグラフィーでもアルバムと位置付けられているが、​Spotify​等の音楽サブスプリクションサービスでは​シングル​としてカテゴリーされている。​クラシック​などでは、1曲でも時間が長ければアルバムとされる。また、曲数は​ディスク​ごとではなく​パッケージ​で数えるため、シングルボックスはアルバムとされる。
一方で​日本レコード協会​は、リミックスを含む収録曲が3曲(​カラオケ​は除く)以内かつ定価が1600円以下のものをシングル、その他をアルバムとしている​[4]​
既発表曲の収録について
日本​ではシングルのメイン曲や​カップリング曲​(メイン曲以外の収録曲のこと)を改めてアルバムにも収録するケースがあるが、これは1970年代以降の​英米​ではあまり見られない​慣例​である。これは、日本では先に数曲のシングルを発売したあと、その期間の集大成のような形でアルバムが出されるのに対し、英米では先にアルバムがリリース(​発売​)され、そこから一定間隔を置いてシングルをカットしていく(先行シングルは大抵1・2曲が限度である)という違いから来るものである。英米ではシングルのカップリング曲はアルバム未収録の新曲(没曲など)や表題曲の​リミックス​を収録することが一般的である。日本においてカップリング曲をアルバムに収録しない場合は、アルバム発売後でもシングルの価値をある程度保つなどの意図が考えられる。ただし、カップリング曲のみ収録し、表題曲は収録しないアルバムも存在する。
また、日本でシングル曲(メインとなる表題曲のこと)をアルバムに収録する場合、リミックスを施す、​イントロ​(最初)や​アウトロ​(最後)を変える等の「アルバム・バージョン」として収録することもある。特にシングルがアルバムと同時発売の場合、シングルの価値を低下させない為などからアルバムにはバージョン違いを収録することが多く見受けられる。​リカット​シングルにおいても、アルバムとは異なるバージョンで発売されることもある。
アルバムの種類について
オムニバス・アルバム
複数のアーティストの音源をまとめた音楽アルバムのこと。現在はコンピレーション・アルバムと称されている。
オリジナル・アルバム
カバー・アルバム
コンセプト・アルバム
コンピレーション・アルバム
スタジオ・アルバム
スタジオ・ライブ・アルバム
スプリット・アルバム
セルフカバー・アルバム
セルフタイトル​・アルバム
ダブルアルバム
トータル・アルバム
特定のテーマで作られたそれぞれの楽曲を、一定のコンセプト(枠組み)によって全体で一まとまりのものとした音楽アルバムのこと。現在はコンセプト・アルバムと称されている。
トリビュート・アルバム
フルアルバム
ベスト・アルバム
ミニ・アルバム
ライブ・アルバム
リミックス・アルバム
脚注
[脚注の使い方]
  1. ^ : record album
  2. ^ 音楽レコードの還流防止措置​の項も参照。ただし、​中古​市場をのぞく。
  3. ^ アルバム・シングル発売日、世界で金曜日に統一
  4. ^ a b 音楽・テレビ・CM・映画 ここまでわかった100の謎 MUSIC 音楽編​、『​日経エンタテインメント!​』1998年12月号より。(​インターネットアーカイブ​のキャッシュ)
  5. ^ ただし、過去には​B'z​の『​BAD COMMUNICATION​』(1989年)のように3曲のみでもミニアルバムとして認めた例があり(​日本レコード協会​ではシングル扱いであった)、時代により異なる。ちなみに、近年では​マキシシングル​は3曲収録のものも珍しくない。
  6. ^ 特に​日本​では、アルバム発売時で既発表シングルを複数収録しているものが多い。その一方、​英米​ではアルバム発売時の既発表曲はリードシングル1曲のみのケースが主流である。
  7. ^ ライブ・アルバムやリミックス・アルバム等も含めて数えるアーティストも存在する。
  8. ^ 放送局のスタジオで少人数の観客を前にしたライブを行う場合もある。
  9. ^ ベスト盤以外であれば​サカナクション​の『​834.194​』など。
  10. ^ 既発表のシングル曲のみで構成されたベスト・アルバムは「シングル・コレクション」等と名称されることがある。また、それとは反対にワーストアルバムと銘打ったアルバムも存在する。
  11. ^ RCAビクターが、LPと類似の技術を使い、LPより小さく収録時間は12インチSPとほぼ同じ5分であるEPレコード(45回転盤)を発売した。EPはextended playの略で、シングルより長いことを意味する。これにより現在でも、収録時間が特に短いミニ・アルバムをEPと呼ぶことがあるが、シングルのことをEPと呼ぶこともある。
関連項目
外部リンク
まちがい音楽用語辞典パート16​(2003)
最終更新: 2021年10月25日 (月) 13:05
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