日産・エルグランド

日産自動車のミニバン型乗用車

エルグランド(ELGRAND)は、日産自動車が生産・販売するミニバンである。

日産・エルグランド
3代目 2020年10月改良型 250ハイウェイスターS
概要
別名 日産・キャラバンエルグランド(初代)
日産・ホーミーエルグランド(初代)
いすゞ・フィリー(初代)
販売期間 1997年 -
ボディ
ボディタイプ 4/5ドアミニバン
駆動方式 前輪駆動(3代目)
後輪駆動(初代と2代目)
四輪駆動
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概要 編集

広い車内空間と高い操縦性能を併せ持つことから高級ミニバンの元祖と呼ばれており、初代のヒット後、トヨタ・アルファードといったライバル車種を登場させるなど、日本のミニバン市場に多大な影響を与えた。

製造は初代と2代目が日産車体湘南工場、3代目は日産車体九州が担当。日本国内での販売のほか、E51・E52型は香港にも輸出されている。E52型から前後意匠を刷新、また姉妹車に北米向けに全長・全幅を拡大したクエスト(RE52型)が2011年からアメリカ合衆国に輸出・販売されている。

初代 E50型(1997年 - 2002年) 編集

日産・キャラバン/ホーミーエルグランド
日産・エルグランド(初代)
ALE50/ALWE50/AVE50/AVWE50
APE50/APWE50/ATE50/ATWE50型
 
キャラバンエルグランド
 
ホーミーエルグランド ハイウェイスター
 
後期型(2000年8月 - 2002年5月)
概要
別名 いすゞ・フィリー
販売期間 1997年5月 - 2002年5月
救急車:
1998年5月 - 2017年12月
ボディ
乗車定員 7・8・10名
ボディタイプ 4ドアミニバン
エンジン位置 フロントミッドシップ
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
パワートレイン
エンジン VQ35DE 3.5 V6 240ps
VG33E 3.3 V6 170ps
QD32ETi 3.2 直4 150ps
ZD30DDTi 3.0 直4 170ps
変速機 4AT (E-ATx)
サスペンション
ストラット式
コントロールロッド付き5リンクコイルスプリング式
車両寸法
ホイールベース 2,900 mm
全長 4,740 - 4,775 mm
5,640 mm(ジャンボタクシー)
全幅 1,775 mm / 1,800 mm
1,900 mm(ジャンボタクシー)
全高 1,940 - 1,955 mm
2,480 mm(ジャンボタクシー)
車両重量 1,940 - 2,060 kg (FR)
2,030 - 2,180 kg (4WD)
系譜
先代 日産・キャラバンコーチ
日産・ホーミーコーチ
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押し出しの効いた外観、クリーンでモダンなインテリア、広い室内空間、ミニバンらしからぬハンドリングの良さ、パワフルなV6エンジンなど、それまでの商用ワンボックスカーをベースとした国産ワゴンには無い商品性で、高額車にもかかわらず、一時は月販1万5千台を超えるほどの売り上げを記録した。

グレードは7人乗り「X」、8人乗り「V」、最廉価「J」の構成。

「X」のみ本革・サプラーレコンビシート/オートスライドドアなどがオプション設定、「V」はミドルグレード、最廉価「J」にはオートクロージャードア/電動格納式ドアミラーなどが装備されない。スピーカー数も2つである。

前後席のウォークスルーを可能にする「スーパーマルチシート」を採用する。

「J」を除いた全グレードにはザナヴィ製ツインモニターTV・ナビゲーションシステムがオプション設定された。

当初は、ローレル販売会社(モーター店)および日産プリンス沖縄向けがキャラバン エルグランドCARAVAN ELGRAND)、沖縄県を除いたスカイライン販売会社(プリンス店)向けがホーミー エルグランドHOMY ELGRAND[注釈 1]と車名が分けられており、フロントグリルに付けられた車種シンボルのエンブレムは、「キャラバン」が赤、「ホーミー」が青となっていた。

R50型系テラノとプラットフォームやコンポーネントを共有していることから、ハブボルトは6本あり、ナット座ピッチ直径はミニバンとしては異例の139.7 mm(ライトトラック/SUVサイズ)となっている。

年表 編集

  • 1997年(平成9年)
  • 1998年(平成10年)
    • 1月 - ラルゴセレナで人気を博したスポーティーグレード「ハイウェイスター」及び、オーテックジャパン扱いの「ロイヤルライン」を設定。
      • ハイウェイスターは、「V」をベースに専用メッキグリルやエアロパーツ、本革/サプラーレ/トリコット地のシートなどを装備した。
      • ロイヤルラインは、オーテックジャパンから当時の日産の社長車として話題に。後席VIPシート/チューニングサスペンション/ボディカラーなどの専用品を装備。(4人乗り、新車価格695万円)
    • 5月15日 - オーテックジャパン扱いの高規格救急車パラメディックがフルモデルチェンジにより本モデルベースとなった。
      • 本モデルのフロントと、E24型キャラバンの荷室部分を流用してつくられているが、キャラバンのボディを流用するだけでなく、フロントドアより後ろをエルグランド比で125 mm、キャラバン比で210 mm拡幅した専用ボディとなっている。後車軸は車軸懸架のままであるが拡幅されたトレッドに対応すべく、Y60/Y61型系サファリスピリットのリヤホーシングが流用された。このボディは「ジャンボタクシー」やキャンピングカーのベース車として大量に供され「エルグランド特装車」のベースにもなった。2005年(平成17年)4月には生産拠点がオートワークス京都 湘南事業所へ移管、2011年(平成23年)時点でパラメディック以外は生産中止になっている[注釈 2]
    • 10月5日 - 一部改良。
      • パックオプションとして、フロント回転対座シート/バックテーブル付きセカンドシート/電動ピュアクリーンカーテンなどを装備する「ラウンジパッケージ」が追加。「X」「V」「ハイウェイスター」に設定。
      • 「X」には8人乗り仕様が追加、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダー」が発売された。
    • 11月18日 - 1997年(平成9年)4月の生産開始より約19か月で国内生産累計が10万台を突破。
  • 1999年(平成11年)
    • 8月30日 - マイナーチェンジ。
      • ディーゼル車はエンジンをZD30DDTi(直4DOHC・170PS・3,000cc直噴インタークーラー付ターボ)に変更し、約25%の燃費向上と、静粛性の向上が図られた(車両型式はATE50/ATWE50型に変更)。外装はバックドアフィニッシャーを透明アクリル化し、リヤコンビランプ縁部分がブラックに変更された。
      • 車名を「エルグランド」へ変更し、フロントエンブレムは全車白に統一された。
      • オーテックジャパン扱いの「ライダー」・「ロイヤルライン」も併せて実施された。
    • 12月24日 - 特別仕様車「スペシャルエディション」を発売。
      • 「V」をベースに、本革・サプラーレコンビシート/木目・本革巻コンビステアリング/エルグランドスーパーサウンドシステム/ファインビジョンメーター/ボディサイドストライプ/CDチェンジャーを装備し、「ホワイトパール3コートパール」の専用ボディカラーを設定した(2000年3月31日までの期間限定販売)。
  • 2000年(平成12年)
    • 4月3日 - 特別仕様車「プライムエディション」発売。
      • 特別装備の主要内容は直前まで販売されていた「スペシャルエディション」とほぼ同等だが、ボディカラーは2トーンカラー2色を含む4色を設定した。
    • 4月6日 - オーテックジャパン扱いの「ジャンボタクシー」を発売。
      • 10人乗りで当初はガソリン車のみで販売開始されたが、ディーゼル車は遅れて同年5月25日より追加の形がとられた。
    • 8月23日 - 2度目のマイナーチェンジ。
      • ガソリン車はエンジンをVQ35DEに変更(車両型式をAPE50/APWE50型に変更)。さらに、サスペンション取付部にクロスバーを設定し、剛性向上を図り乗り心地と操舵安定性を高めた。フロント周りはデザインを一新し、高級感やワイド感を高め「ハイウェイスター」を除く全グレードでフロント&リヤラウンドソナーを標準装備した。「X」はフードマスコット、メッキドアミラー、アルミロードホイール(クロームカラーコート)を採用した。
      • グレードを一部変更し、最廉価グレード「J」を廃止。本革・サプラーレコンビシート/木目・本革巻コンビステアリング/中折れ機構付きコンフォタブルキャプテンシートを採用する最上級グレードの「X-リミテッド」を新設。(「X-リミテッド」は「X」の変更内容も併せて適用されている、ガソリン車・7人乗り仕様のみの設定)
    • 10月24日 - オーテックジャパン扱いの「Kid'sバージョン」発売。
      • 「V」をベースにセカンドキャプテンシート/専用シート生地(カブロン/パートナーコンビ)/トラッシュボックス/ラゲッジトレイ/ラゲッジネット/電源コンセント(100V-100W)等を装備した。
    • 12月25日 - 特別仕様車「リミテッドエディション」発売。
      • 「V」をベースに、エアロパーツ/プライバシーガラス/本革巻ステアリング/専用シート地などを採用し、キセノンヘッドランプを標準装備した。(2001年3月末までの期間限定販売)
  • 2001年(平成13年)
    • 5月8日 - 特別仕様車「S-エディション」及び期間限定車「コールマンバージョン」発売。
      • 「S-エディション」は、「V」をベースに、エアロパーツ/プライバシーガラス(セカンド・サード・バックドア)/CD・MD一体AM/FMチューナーラジオ/本革巻4本スポーツステアリング/専用シート地を採用した。
      • 「コールマンバージョン」は、 アウトドア用品メーカーのコールマン社との協力により開発された仕様。「V ラウンジパッケージ」装着車をベースに、専用シート・ドアトリム地/電源コンセント(100 V・100 W)/ラゲッジスポットランプ(光軸調整式)/リモートコントロールエントリーシステム(バックドア連動/作動確認機能付)/サードシートバックネット/寒冷地仕様(ヒーター付ドアミラー/ワイパーデアイサー/大型バッテリー)などを装備した。(同年8月末までの期間限定販売)
      • 同時に「ハイウェイスター」にはキャプテンシートを採用した7人乗り仕様を新設した。
    • 8月29日 - 国内登録累計20万台記念特別仕様車「メモリアルセレクション」及び期間限定車「バージョン-S」発売。
      • 「メモリアルセレクション」は、「V」をベースにCD・MD一体AM/FM電子チューナーラジオ/プライバシーガラス(UVカット断熱機能付き)/電動格納式リモコンメッキドアミラー/メッキドアハンドルを装備。
      • 「バージョン-S」は、サロモン&テーラーメイド社の協力により開発された仕様。「V ラウンジパッケージ」装着車をベースに、専用シート&ドアトリム地/電源コンセント(100V・100W)/寒冷地仕様(ヒーター付ドアミラー/ワイパーデアイサー/大型バッテリー)等を装備した。(2001年12月末までの期間限定販売)
  • 2002年(平成14年)
    • 4月[1] ー生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
    • 5月 ー 2代目と入れ替わる形で販売終了。

2代目 E51型(2002年 - 2010年) 編集

日産・エルグランド(2代目)
ME51/MNE51/E51/NE51型
 
前期型(2002年5月 - 2004年8月)
 
中・後期型(2004年8月 - 2010年8月)
 
中期型ハイウェイスター(2004年8月 - 2007年10月)
概要
販売期間 2002年5月 - 2010年8月
ボディ
乗車定員 7・8名
ボディタイプ 4[注釈 3]/5ドアミニバン
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
パワートレイン
エンジン VQ35DE 3.5L V6 240ps
VQ25DE 2.5L V6 186ps
変速機 5速AT (5M-ATx)
前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
車両寸法
全長 4,795 - 4,835 mm
全幅 1,795 - 1,815 mm
全高 1,910 - 1,920 mm
車両重量 1,990 - 2,070 kg (FR)
2,100 - 2,190 kg (4WD)
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本車種専用のプラットフォームが用意された。駆動方式は先代に引き続き後輪駆動(FR)である。但し後輪のサスペンションはマルチリンク式の独立懸架へ改め、ハブボルトは本数が6本から5本へ、PCDは139.7 mmから114.3 mmへと改められた。また、ブレーキをドラム式からディスクブレーキへ変更し、運動性能が向上している。このモデルからはスライドドアを両側に備える仕様が基本となった。(「VG」はスライドドアが片側だけの4ドア仕様を設定している。)

エンジンは先代の後期型同様、VQ35DE型を搭載するが、環境性能の向上により「超-低排出ガス車(★★★)」認定を取得。トランスミッションも先代同様オートマチックであるが、初代の4速からマニュアルモード付き5速に変更し、このモデルからシフトレバーはコラム式からインパネ式に変更された。

グレード体系は「V」・「VG」・「ハイウェイスター」・「X」・「XL」の5グレード。このモデルからエルグランドのエンブレムが廃止され、日産のブランドロゴのエンブレムに変更された。

同クラスの他車とは異なり、駆動方式はFRを採用しているが、本車種のようにリア周りの重量が増しがちな車両の場合は、FRレイアウトの方が加速時や旋回時に駆動力がかかりやすく、メリットとなる。その一方で、FRのデメリットである車内の狭さが露呈したほか、税制面で有利となる排気量3.0 L以下のエンジンが当初は設定されず、2.5 L車が設定されるまで競合車種[注釈 4]に差をつけられていた。それだけでなく、プレサージュとの統合やクエストと基本構造が共通化されるため、次期型のE52型以降は前輪駆動採用に改めることが正式に決定された。しかしこれが最大の難関といえるほどの障壁となってしまったことで開発は難航を極めた。その関係でE51型は数度にわたる改良や特別仕様車の投入によって、8年に及ぶ長いモデルライフを送ることになった。

年表 編集

  • 2002年(平成14年)
    • 5月21日 - フルモデルチェンジ。
    • 10月2日 - 先代でも発売されていたオーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダー(Rider)」を発売。ベース車両は「VG」の5ドア仕様となる。
    • 12月19日 - オーテックジャパン扱いの「VIP仕様車」を発売。
      • 最上級グレードの「XL」をベースに、乗員人数を4人に減らし、後席にセンターアームレスト付専用本革シート、電動式スライドステップ、専用パーティションボード付トランクボード、専用セカンドシートロングスライドレール、後席専用読書灯+ルームランプを装備。受注生産で個別仕様が設定できるオーダーメード車で、後席専用オーディオシステム(VHS+CD+DVD)や専用オットマンなど豊富なオプションも用意されている。
    • 12月24日 - 国内販売累計25万台達成記念車「VG バージョンL」、「ハイウェイスター バージョンL」を発売。カーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)、インテリジェントキー(キー2本付)、バックビューモニター、エルグランドスーパーサウンドシステム&6スピーカー、ステアリングスイッチを特別装備した。
  • 2003年(平成15年)
    • 5月8日 - 70周年記念特別仕様車「V 70th」を発売。
      • 「V」をベースに、CD一体AM/FM電子チューナーラジオとETCユニットを特別装備し、カーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)と助手席側リモコンオートスライドドア(挟み込み防止機構付)をオプション設定に追加。併せて、一部改良も行い、ボディカラーはブラック(「ハイウェイスター」専用色)とダイヤモンドシルバーメタリック(「ハイウェイスター」を除く)を追加し、「VG」と「ハイウェイスター」にカーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)のオプション設定を追加した。
    • 8月27日 - 「ハイウェイスター」を一部改良。フロントグリルのフルメッキ化、アルミロードホイールのクロームカラーコート化、フォグランプまわりを車体色化。内装は、ステアリングのブラック化、ジャガード織物のシートの採用、シフトノブの本革部分ブラック化、インストルメントパネル中央部の操作パネルのダークグレー化を行った。
    • 10月22日 - オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダーS(Rider S)」追加。既存の「ライダー」に対し、内装色を黒にコーディネートしている。
  • 2004年(平成16年)
    • 4月7日 - カーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)、バックビューモニター、ステアリングスイッチなどを装備した特別仕様車「V NAVIエディション」・「ハイウェイスター NAVIエディション」を発売。
    • 8月25日 - マイナーチェンジ。
      • フロントデザイン、リアバンパー、灯火類等のデザインを変更。リアコンビネーションランプはテールランプとブレーキランプが分離され、ブレーキランプはLED化された。インテリアはインパネ及びダッシュボードの形状変更、各部木目調パネルの採用、照明リング付きファインビジョンメーター、スイッチ類のメッキ処理等により高級感を演出。また、シート位置を48 mm後退させてドライビングポジションを改善し、「X」・「XL」にはセカンドシートオットマンを採用。
      • 全車に全席アクティブヘッドレストとターンランプ内蔵ドアミラーを標準装備し、「XL」にはBOSEサウンドシステム、サイドブラインドモニター、アクティブAFSも標準装備された(アクティブAFSは「ハイウェイスター」にも標準装備。その他のグレードにもオプションにより装備可能)。環境性能も向上し、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得するとともに、車両重量が2,020 kg以上の2WD車は「平成22年度燃費基準+5%」も同時に達成した。なお、グレード体系を整理し、「V」を廃止、「VG」の4ドア車も廃止となったため全車5ドアとなった。
      • 併せて、オーテックジャパン扱いの「ライダー」・「ライダーS」もマイナーチェンジを行い、フロントデザインの変更と専用リアバンパーの追加、専用フィニッシャーのデザイン変更・採用部位拡大を行った。
    • 12月22日 - 同クラスでは唯一となるV6エンジンのVQ25DE型を搭載した2.5 L車を追加[注釈 5]。グレード体系は3.5 L車のマイナーチェンジ時に廃止となっていた「V」と「ハイウェイスター」の2グレードを設定。併せて、既存の3.5 L車を含む全車にDVDオーディオ&ビデオ再生ができる5.1chサラウンド・カーシアターシステムのオプション設定を追加した。「V」には、歴代エルグランドでは初めてとなる16インチスチールホイールとフルホイールカバー(J31型系ティアナと同じもの)の組み合わせが採用された。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月28日 - 「V(2.5 L車)」・「VG(3.5 L車)」をベースに、アクティブAFSと6スピーカーを装備し、「ハイウェイスター」用のエアロパーツを採用した特別仕様車「Vエアロ」・「VGエアロ」と、オーテックジャパン扱いの「ライダーS」をベースにアクティブAFS、インテリジェントキー(2.5 L車のみ、3.5 L車はベース車に標準装備)、専用アルミペダル、専用スポーティーフロアカーペット、キッキングプレートを装備した特別仕様車「ライダーアルファ」の3グレードを発売。
    • 12月26日 - 「ハイウェイスター」をベースに、カーウイングスナビゲーション(DVD方式)&ツインモニターシステム、リモコンオートスライドドア(運転席側)、インテリジェントキー(2.5 L車のみ)を装備した特別仕様車「ハイウェイスター プレミアムナビエディション」を発売。
  • 2006年(平成18年)
    • 5月30日 - 「ハイウェイスター」をベースに、地上デジタルテレビ放送用チューナー、カーウイングスナビゲーション(DVD方式)&ツインモニターシステム、リモコンオートスライドドア(運転席側)、インテリジェントキー(2.5 L車のみ)、パーキングサポートシステム(ベーシック カーアラームタイプ)等の装備やイルミネーション・ドレスアップ系アイテムを装備した特別仕様車「ハイウェイスター アーバンセレクション」を発売。
    • 8月30日 - オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダーアルファII」と「ハイウェイスター アーバンセレクション Jパッケージ」を発売(「ライダーアルファII」は2007年3月末までの期間限定販売)。前者は2005年4月に発売した「ライダーアルファ」のバージョンアップ仕様で、新たにインテリジェントキー(2.5 L車のみ、3.5 L車はベース車に標準装備)とマジカルイルミネーションを追加。後者は同年5月に発売された「ハイウェイスター アーバンセレクション」から特別装備の一部を省いたことでより購入しやすい価格に設定した仕様である。
    • 12月19日 - 「3.5L ハイウェイスター」をベースに、黒本革シート、運転席オートスライドドア、ステアリング/シフトノブ木目調加飾等を装備した10周年記念特別仕様車「3.5L ハイウェイスター ブラックレザーリミテッド」を発売。併せて全グレード(オーテックジャパン扱いのグレードを含む)にカラードフロントサイドアンダーミラーを標準装備し、木目調加飾の追加(「V」を除く)、インテリジェントキーをはじめとする人気装備を追加して利便性を高めた。なお、この一部改良に伴い「VG」を廃止した。
  • 2007年(平成19年)
    • 6月20日 - 「3.5L ハイウェイスター」をベースに、グレー本革シート(一部合成皮革使用)、専用ブラッククオーツ調パネル、カーウイングスナビゲーション(DVD方式)&ツインモニターシステム等を装備した10周年記念特別仕様車第2弾「3.5L ハイウェイスター スタイリッシュシルバーレザー」を発売(2007年8月末までの期間限定販売)。
    • 10月23日 - マイナーチェンジ。「ハイウェイスター」のフロントグリルはセンターにボディ同色のラインを配した2段構造のデザインとなり、市販車初となるアラウンドビューモニターを同日発売の特別仕様車「350ハイウェイスター レッドレザープレミアムセレクション」に標準装備、「ライダー」を除くその他のグレードにオプション設定。カーウイングスナビゲーションシステムはHDD方式に変更した。また、グレード体系の見直しを行い、2.5 L車は「250ハイウェイスター ブラックレザーエディション」を追加した3グレードに、3.5 L車は5グレードとなり、グレード名に排気量を示す"250"や"350"を追加した。オーテックジャパン扱いの「ライダー」シリーズはラインナップを再編し、既存の「ライダー」とボディ剛性の向上やサスペンションチューニングを施した2.5L車の「ライダー パフォーマンススペック」と専用エンジンチューニングも同時に施した3.5L車の「ライダー ハイパフォーマンススペック」を追加した3グレードとなった。
  • 2008年(平成20年)
    • 11月10日 - 特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザーナビセレクション」、「350ハイウェイスター エスプレッソレザープレミアムセレクション」を発売。
      • 前者は「ハイウェイスター」をベースに、カーウイングスナビゲーションシステム&ツインモニターシステム(ツインモニターシステムは350のみ)、アラウンドビューモニター(350のみ)、ブラックの専用本革・サプラーレシート(ダークシルバーエッジ付)等を装備しつつ、購入しやすい価格設定にした仕様。後者は「350ハイウェイスター」をベースに、ブラウンの本革シート、ブラッククオーツ調パネル、電動カーテン、地上デジタルテレビ放送用チューナーなどを装備(シート表皮の仕様を除くその他の特別装備は「350ハイウェイスター ブラックレザー アーバンセレクション」と同等)した特別なエルグランドを演出した仕様である。なお、本仕様車の発売に伴い、「ハイウェイスター ブラックレザーエディション」と「350ハイウェイスター レッドレザープレミアムセレクション」を廃止し、装備内容も一部見直した。併せて、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション」を発売。同日発売された「ハイウェイスター ブラックレザーナビセレクション」をベースに、地上デジタルテレビ放送用チューナー、フロントプロテクター、スポーツマフラー、クリヤリヤコンビランプ(アッパー&ロア)、専用エンブレムを追加装備し、「250ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション」にはベース車には非装備のツインモニターシステムも追加装備している。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月7日 - オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション」の高性能仕様として、ボディチューンを行い、専用タイヤなどを装備した「250ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション パフォーマンススペック」とエンジンチューン等も行い、低排圧マフラーを装備した「350ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション ハイパフォーマンススペック」を発売。元々「パフォーマンススペック」と「ハイパフォーマンススペック」はライダーシリーズやアクシスシリーズに展開されていたが、それ以外のモデルに用意されたのはこれが初である。
    • 10月26日 - 特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザーナビエディションV」を発売。従来の「ハイウェイスター ブラックレザーナビエディション」のシートを専用ギャザーと専用ダブルステッチをあしらったブラックの専用本革・サプラーレシート「スペシャルレザーシート」に変更。併せて「250V」にフロントフォグランプを標準装備化し、「250V」・「350X」・「350XL」のヘッドランプインナーレンズの色味を変更するなど、全グレードで仕様装備の見直しを行った。併せて、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクション」シリーズはベース車両の変更に伴い、「ハイウェイスター ブラックレザーアーバンセレクションV」シリーズに改名した(11月2日販売開始)。
  • 2010年(平成22年)
    • 7月[2] ー 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
    • 8月 ー 3代目と入れ替わる形で販売終了。

3代目 E52型(2010年 - ) 編集

日産・エルグランド(3代目)
TE52/TNE52/PE52/PNE52型
 
2020年10月改良型 250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム
 
 
2014年1月改良型 250ハイウェイスタープレミアム
概要
販売期間 2010年8月 -
ボディ
乗車定員 7・8名
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォーム Dプラットフォーム
パワートレイン
エンジン VQ35DE 3.5 L V6
QR25DE 2.5 L 直4
変速機 エクストロニックCVT-M6
前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 3,000 mm
全長 4,965 mm
全幅 1,850 mm
全高 1,815 mm
車両重量 1,900 - 2,080 kg
その他
兄弟車 日産・クエスト
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北米向けのクエストや、プレサージュとの統合により、駆動方式がFRからDプラットフォームを用いたFFと4WD(オールモード4X4)に変更された。これにより低床化と全高の抑制が図られ、車内が広くなり、乗り心地が向上した。ボディサイズは先代と比べ、全長と全幅が80 mmと35 mmそれぞれ拡大され、全高とフロア高は、95 mm、129 mmと、それぞれ低められた。エンジンはV6・2.5 L(VQ25DE)を廃止し、新たに直4・2.5 LのQR25DEとV6・3.5 LのVQ35DEの2本立てで、いずれにもエクストロニックCVTが組み合わされる。3.5 L車は国産のハイブリッド車を除くCVT車としては初の280馬力の大台を達成した。なお、本モデルより生産が日産車体から、その子会社日産車体九州に移管され、クエストとともに混流生産される。

外観は2005年の第39回東京モーターショーで出品されたコンセプトカー「アメニオ」がルーツである。低床化によって2009年8月に廃止されたプレサージュに近いプロポーションへと変化しつつも、2段式ヘッドランプや大型フロントグリル、横一文字のリアコンビランプとガーニッシュなどに代表されるように、一目で「エルグランド」とわかるスタイリングとなっている。ボディカラーは「250XG」と「ハイウェイスター」系で設定できるボディカラーが異なり、フルモデルチェンジ当初は5色のうち、全グレードで選択できる共通カラーが3色(うち、オプションカラー2色)、シエルブロンドメタリックは「250XG」専用色、オーロラモーヴマルチフレックスカラー(オプションカラー)が「ハイウェイスター」系専用色であった。

装備についてはいずれも世界初となる中折れ機能つきキャプテンコンフォータブルシート[注釈 6](7人乗り・2列目)、11インチワイドリヤモニター、ドアノブ上のボタンに軽く触れるだけで開閉可能なワンタッチオートスライドドア(3.5 Lは両側電動、2.5 Lは助手席側のみ電動で運転席側はメーカーオプション)を採用する一方、サイド&カーテンエアバッグ、フロント遮音ガラスやブザー機能つきタイヤ空気圧警報システムや定員分のヘッドレスト・3点式シートベルトを全車に標準装備とし、「ハイウェイスタープレミアム」は3列目シートを電動格納式にするなどにより、快適性能や利便性、安全性を大きく向上させている。上述のとおり、フロアにはDプラットフォームを採用するが、同じDプラットフォーム採用車のティアナムラーノと比べるとホイールベースやパッケージングが大幅に異なるため、フロアパネルに「フロアビード形状」を採用し、静粛性と剛性を向上。また、リヤの剛性を高めるためにスペアタイヤを廃し(代わりにパンク修理キットを装備)、その空間を生かしてリヤクロスメンバーをストレート形状とした(室内側にはラゲッジアンダーボックスを設置している)。先代後期より採用されたメーカーオプションのアラウンドビューモニターはスカイラインクロスオーバー同様、「駐車ガイド機能」、「フロント/リヤワイドビュー機能」、「ナビ連動フロントワイドビュー機能」を付加したものに進化している。オーテック特装車については先に発表された「ライダー」に加え、「VIP」も発表された(「VIP」は同年11月より販売開始)。「VIP」は最上級グレード「350ハイウェイスタープレミアム」をベースに、内装に黒本革仕様を採用すると共に、後席用読書灯、後席用100 V電源、乗降用補助ステップ等を追加装備し、本グレード専用のタイヤを装備した「エグゼクティブのために走る執務室」をコンセプトにした仕様である。また、後席を2人乗り(乗車定員4人)にするなどの個別注文にも対応する。2011年9月には既存の3列仕様(7人乗り)に加え、2列仕様(4人乗り)を追加発売した。

環境性能については、全車でJC08コールドモード対応の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得すると共に、2.5L車は「平成22年度燃費基準+25%」、3.5L・4WD車は「平成22年度燃費基準+15%」、3.5 L・2WD車は「平成22年度燃費基準+10%(「350ハイウェイスタープレミアム」及びオプション装着により車両重量が2,000kgを超えた場合は平成22年度燃費基準+20%)」をそれぞれ達成。なお、前期型ではリアに「XTRONIC CVT」エンブレムが装着されていたが、2014年1月のマイナーチェンジ以降は装着されなくなった。サードシートはミニバンでは一般的な跳ね上げ格納シートから、背が高いミニバンとしては珍しいダイブダウン式格納へ変更された。給油口も右から左に変更された。そして、セカンドシート、サードシートの中央座席のシートベルトが2点式から3点式に変更された。

年表 編集

  • 2010年
    • 5月13日 - フルモデルチェンジを前に、ティーザーサイトを公開[3]。ノーマルならびにハイウェイスターの外観と内装の画像のみならず、オーテックジャパン扱いの「ライダー」の画像も公開された。
    • 6月21日 - ティーザーサイトにて外観や内装の写真、主要諸元などを公開[4]。尚、この時点で車両型式には「E52」と記載され、同時にグレード体系が「350ハイウェイスタープレミアム(3.5 L・7人乗りのみ)」、「350/250ハイウェイスター(3.5 L/2.5 L・7/8人乗りの選択可能)」、「250XG(2.5 L・8人乗りのみ)」の3グレードに先述のオーテックジャパン取り扱いの「ライダー(「ハイウェイスター」がベースで選択肢も同じ。本革シートはアイボリーとブラックから選択可能。また、2.5 L車は本革に加えてブラックファブリックも選択可能)」を加えた計4グレードで、それぞれにFFと4WDの選択が可能であることも明らかになった。
    • 6月29日 - 日産グローバル本社内のグローバル本社ギャラリーにてファントムブラックパールの「350ハイウェイスタープレミアム」とブリリアントホワイトパールの「ライダー」計2台を先行展示[5]。ファントムブラックパールの「350ハイウェイスタープレミアム」は7月2日からは名古屋ギャラリーに、7月15日からは札幌ギャラリーにも先行展示された。福岡ギャラリーは7月2日からオーロラモーヴマルチフレックスカラーの「250ハイウェイスター」を先行展示した(いずれの会場も7月31日で終了)。
    • 8月4日 - 正式にフルモデルチェンジを発表[6]。発売は同年8月18日からである。月間目標販売台数は1,900台。
    • 11月 - オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)扱いの「VIP」(V6 3.5L搭載)を設定。最上級グレードである「350ハイウェイスタープレミアム」をベースに内装を黒本革仕様とし、後席の読書灯や100V電源、乗降用の補助ステップなどを装備。
  • 2011年
    • 10月5日 - オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)から「ライダー ハイパフォーマンススペック」が発表された[7]
      • 先代同様、エンジンの排気系とコンピューターのチューンにより最高出力・最大トルクを向上した専用エンジンとボディチューン、専用チューンドサスペンションを採用し、スポーティーで安定感の高いハンドリングと爽快な加速性能を実現した。さらに、東京オートサロン2011に参考出品された「ライダー プレミアムコンセプト」で好評を博した専用ダーククロムのパーツを採用し、カーウイングスナビゲーションシステム+専用アラウンドビューモニター+ETCユニットと両側ワンタッチオートスライドドア(2.5L車のみ、3.5L車はベース車に標準装備)を装備した特別仕様車「ライダー ブラックライン」・「ライダー ハイパフォーマンススペック ブラックライン」を同時に発表した[8]。これら3グレードは標準車の一部仕様向上に合わせて販売を開始する。
    • 11月10日 - 一部仕様向上[9]
      • アラウンドビューモニターが改良され、世界初となる「移動物検知」機能を追加。これは、車両周辺に歩行者や買い物カート等の移動物を検知するとモニター画面表示と音でドライバーに通知する機能で、駐車スペースから発車する際の安心感を高めている。また、「駐車ガイド機能」もクルマが自動で駐車スペースの白線を認識して設定する機能を加え、トップビュー画面にはタイヤの切れ角や予想進路線を表示したことでよりスムーズな駐車を可能にした。併せて、要望が高かったリモコンオートバックドアを「350ハイウェイスター」には標準装備、2.5L車にもオプション設定で追加され、アクティブAFSは2.5L車全車にも拡大適応したことで全車標準装備となった。
      • 一部仕様向上と同時に、特別仕様車「ハイウェイスター アーバンクロム」を発売。「250/350ハイウェイスター」をベースに、ダーククローム色のフロントグリルとフォグランプフィニッシャーを採用するとともに、フロントプロテクター、グラファイトフィニッシュ18インチアルミホイール、クリアリアコンビランプ、クリアタイプのLED式ハイマウントストップランプを装備し、迫力のあるスタイルに。また、「250ハイウェイスター アーバンクロム」では「350ハイウェイスター」に標準装備されている運転席ワンタッチオートスライドドアも装備された。
      • また、オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)扱いの「ライダー」・「VIP」もベース車に準じた一部仕様変更を受け、同年10月5日に発表済みの「ライダー ハイパフォーマンススペック」・「ライダー ブラックライン」・「ライダー ハイパフォーマンススペック ブラックライン」の3グレードの販売を開始した。
  • 2012年
    • 11月22日 - 一部仕様向上[10]
      • アラウンドビューモニターのカメラと超音波ソナーを利用した世界初の「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」を採用(「350ハイウェイスター プレミアム」に標準装備、その他の3.5L車はメーカーオプション)。これは駐車操作時にドライバーが誤ってアクセルを踏んでしまったときにソナーが壁・ガラス窓・他の車両などの障害物を検知することで自動的に加速を抑制するとともに衝突前にブレーキが作動して衝突回避又は軽減をアシスト。併せて、駐車場の白線をカメラが検知することで自動的に加速を抑制して過度な加速を防止する。さらに、ソナーが前方のクルマなどの車両周囲の障害物を検知し、渋滞や駐車操作などの低速走行時に脇見などの不注意でブレーキ操作が遅れて障害物に衝突しそうになると衝突の直前にブレーキが作動し、衝突回避又は軽減をアシストする。
      • 3.5L車はエンジン制御の改良により燃費が向上し、平成27年度燃費基準達成車が従来からの「350ハイウェイスター プレミアム」に加え、3.5L・2WDの他のグレードにも拡大した。さらに、「350ハイウェイスター プレミアム」では前述の踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)に加え、カーウイングスナビゲーションシステム、11インチ大型ワイドモニター後席エンターテイメントシステム、アラウンドビューモニター、インテリジェントクルーズコントロール、インテリジェントブレーキアシストも標準装備し、快適性や安全性を一層高めた。
      • ボディカラーは光の当たり方によって表情が変わるマルチフレックスカラー塗装を採用した新色のメタルグレーを「ハイウェイスター」系専用色として追加した一方、「250XG」専用色だったシェルブロンドメタリックを廃止した。
      • 同時に特別仕様車「ハイウェイスター ブラックレザー」・「ハイウェイスター アーバンクロム ブラックレザー」を発表。
        • カタロググレードの「250/350ハイウェイスター」と特別仕様車「250/350ハイウェイスター アーバンクロム」をベースに、シルバーステッチ付の専用ブラック本革シートを採用するとともに、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム、運転席&助手席パワーシート、リバース連動下向ドアミラー、クイックコンフォートシートヒーターも装備した(一部仕様向上並びに特別仕様車は12月13日販売開始)。
  • 2014年
    • 1月15日 - マイナーチェンジを発表(1月20日販売開始)[11]
      • 「ハイウェイスター」・「ハイウェイスタープレミアム」でフロント周りのデザインが一新され、フロントグリルを大型化(日本国内における乗用車では最大面積)するとともに、全周をクロームメッキで囲むことで押し出し感と高級感を高め、ヘッドランプは目ヂカラを強調したシグネチャーLEDポジションランプを備えた新デザインに変更するとともにヘッドランプそのものもLED化され、18インチアルミホイールは切削処理を施したマルチスポークデザインに変更し、LEDリアコンビネーションランプはインナーレンズにクローム処理を施した新デザインのクリアテールランプを採用。ボディカラーは「ハイウェイスター」系専用色で入れ替えが行われ、オーロラモーヴマルチフレックスカラー(特別塗装色)に替わり、新色として琥珀をイメージしたインペリアルアンバーパール(特別塗装色)を追加した。
      • インテリアではメーターを大型化し、デザインを変更することで視認性を高めるとともに、中央には5インチカラーディスプレイ「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」を新たに装備。室内高を高くしたことで室内での動きやすさも高めた(サンルーフ装着車を除く)。さらに、「ハイウェイスター」に設定している「ブラック/ダークベイブラウンインテリア」はシート地の質感を向上し、グラデーションブラウンエボニーフィニッシャーを新たに採用。「ハイウェイスタープレミアム」はカラードクロームを配したグラデーションブラックメープルフィニッシャー、アンバーアクセントスペシャルステッチを施したダイヤ型キルティングのブラックメタリックレザー(本革)を採用した「グランドブラックインテリア」に一新された。ラゲッジスペースは3列目シートに前方向240mmのスライド機構を追加し、シートバックの凹凸を低減した形状に変更したことと、後部荷室のラゲッジボードの高さを床面に合わせた高さに変更したことで積載性を向上した。そのほか、クルーズコントロールを全車に標準装備化され、「ハイウェイスタープレミアム」に2.5L車「250ハイウェイスタープレミアム」を追加した。
      • オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)扱いの「ライダー」シリーズも改良され、フロント周りや専用アルミホイールのデザインを変更したほか、ローダウンサスペンションを新たに採用し、重厚感を更に強調したスタイルとなった。インテリアでは専用フィニッシャーを杢目金(もくめがね)調に変更した。ディーラーオプションで用意されている専用フロントプロテクターのデザインも変更するとともに、新たに専用フロントプロテクターデカールも設定された。
    • 12月10日 - 特別仕様車「アーバンクロム」を発売[12]
      • 「ハイウェイスター」・「ハイウェイスタープレミアム」をベースに、フロントグリルとフォグランプフィニッシャーをダーククロム色に、18インチアルミホイールをグラファイトフィニッシュ仕様に、リアコンビネーションランプをクリアブラックにそれぞれ変更。そのほか、フロントクロームプロテクター、LEDバンパーイルミネーション、専用エンブレム、本革巻・木目調コンビステアリングを装備し、3.5L車はベース車に標準装備されている運転席側ワンタッチオートスライドドアを2.5L車にも拡大して標準装備した。
  • 2015年
    • 4月16日 - 新グレード「250ハイウェイスター S」及び特別仕様車「250ハイウェイスター S アーバンクロム」を発売[13]。「250ハイウェイスター」及び2014年12月に発売した特別仕様車「250ハイウェイスター アーバンクロム」をベースに、高性能フィルターをクリーンフィルターに変更し、サードシートバックコンビニフックを廃止。車両本体価格もベース車に比べて200,880円割安に設定された。なお、グレード追加に伴い「250ハイウェイスター」・「250ハイウェイスター アーバンクロム」は廃止となった。
  • 2016年
    • 4月4日 - 「250ハイウェイスタープレミアム」と「250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム」を一部改良[14]。新たにリモコンオートバックドアを標準装備したほか、「250ハイウェイスタープレミアム」には運転席側ワンタッチオートスライドドアも併せて標準装備した。
    • 8月9日 - オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)の創立30周年を記念した特別仕様車「ライダー "AUTECH 30th Anniversary"」を発売[15]。「ライダー」の主要装備に加え、フロントグリル、バンパーグリル、ヘッドランプフィニッシャーにダーククロムを、リアコンビネーションランプにクリアブラックタイプをそれぞれ採用するとともに、専用LEDフォグランプやハイコントラストレザーインテリア(ブラック/ホワイトコンビレザーシート(ギャザー付)、ドアトリム(ブラック・合皮)、フィニッシャー(杢目金調))などを特別装備した。なお、「ライダー ハイパフォーマンススペック」にも「AUTECH 30th Anniversary」が設定される。
    • 12月19日 - 特別仕様車「ハイウェイスター ホワイトレザーアーバンクロム」を発売[16]
      • 既存の「250ハイウェイスター S アーバンクロム」・「350ハイウェイスター アーバンクロム」の各7人乗り仕様をベースに、シート表皮の一部に本革(シートバック、シートサイド、アームレスト、ヘッドレストには人工皮革)を使用し、ギャザーを入れたシートとドアトリムにプレミアムホワイトレザーを、本革巻きステアリングとインストルメントパネルにはブラックメープルフィニッシャーを採用。装備面では、全車にリバース連動下向ドアミラー、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム、運転席/助手席パワーシート、前席クイックコンフォートシートヒーターを特別装備したほか、「350ハイウェイスター ホワイトレザーアーバンクロム」はベース車ではセットオプション設定となるアラウンドビューモニター(MOD(移動物検知)機能付)、カーウィングスナビゲーションシステム、後席エンターテイメントシステム、専用チューニング地デジ4ダイバーシティアンテナ、ETCユニット(ビルトインタイプ)、インテリジェント ブレーキアシスト、インテリジェント クルーズコントロール、踏み間違い衝突防止アシスト、フロント&バックソナーも特別装備した。
    • 12月 - アイルランド イギリス香港マカオブルネイオーストラリアニュージーランドでの販売を開始。初の海外販売となる。
  • 2018年
    • 1月12日 - 特別仕様車「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」を発表(2月26日販売開始)[17]
      • 「250ハイウェイスター S アーバンクロム」・「350ハイウェイスター アーバンクロム」をベースに、外観はフロントグリルとフォグランプフィニッシャーを漆黒に、18インチアルミホイールをダークグラファイトフィニッシュにそれぞれ変更。内装はプレミアムタンレザーシートを採用するとともに、ドアトリム、本革巻・木目調コンビステアリング、本革巻シフトノブにタン色ステッチ加飾が施された。「350ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」は共通の特別装備に加え、カーウィングスナビゲーションシステム、後席エンターテイメントシステム、インテリジェント アラウンドビューモニター、インテリジェント クルーズコントロール、踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付き)、インテリジェント ブレーキアシストも特別装備された。
    • 12月13日 - 一部仕様変更[18]。安全装備が強化され、新たにインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)&LDW(車線逸脱警報)、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、ハイビームアシストを全車に標準装備するとともに、踏み間違い衝突防止アシストは前方の歩行者にも察知・作動できるように機能向上され、インテリジェント クルーズコントロールを「250XG」を除く全車に標準装備された。
  • 2020年
    • 1月9日 - 2018年2月に発売された特別仕様車「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」を新仕様で復活発売(1月29日発売)[19]
      • 外・内装は2018年2月発売時の仕様を踏襲しているが、装備面において「250ハイウェイスター S ジェットブラックアーバンクロム」には「350ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」はベース車に標準装備されているリモコンオートバックドア(ワンタッチアンロック機能、挟み込み防止機構付)が特別装備された。
      • 9月10日 - 秋に2度目のマイナーチェンジを行うこととなり、特設Webサイト(ティザーサイト)の開設と14日より予約注文の受付を開始することを発表した[20]
      • 10月12日 - マイナーチェンジを発表。同日より発売された[21]
        • 安全装備では前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などで自車の回避操作が必要と判断した場合に警報によりドライバーに注意を促すインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するようにステアリング操作を支援するインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)等が標準装備され、標識検知機能は従来からの進入禁止に加え、最高車速一時停止にも対応した。
        • 外観はフロントグリルのデザインを変更するとともに、ボディカラーも刷新され、パール系(特別塗装色)は「ブリリアントホワイトパール3コートパール」から新色の「ピュアホワイトパール3コートパール」に、黒系(特別塗装色)は「ファントムブラックパール」から同じく新色の「ミッドナイトブラックパール」にそれぞれ入れ替えとなり、「インペリアルアンバーパール(特別塗装色)」、「ブリリアントシルバーメタリック」、「メタルグレーマルチフレックスカラー(特別塗装色)」の3色を廃止し、新色の「ディープクリムゾンパールメタリック(特別塗装色)」と「ダークメタルグレーメタリック」の2色を追加して4色展開にするとともに、2トーン(特別塗装色)として「ディープクリムゾンパールメタリック/ミッドナイトブラックパール 2トーン」が新設定された。内装はインストルメントパネルからドアトリムにかけて水平基調に仕立て、中央にはピアノブラックでまとめた10インチの大型ディスプレイを配し、プレミアムシートは連続したキルティングパターンへ変更。後席シートにはキャプテンシートにシートバック中折れ機能を追加し、角度調節が可能なアームレスト、折り畳み式シートサイドテーブル、大型オットマンも装備した。
        • 2.5L車の廉価グレードであった「250XG」が廃止されて「ハイウェイスター」のみのラインナップとなり、WLTCモードによる燃料消費率・排出ガスに対応し、全車「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。
        • オーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)扱いの「ライフケアビークル」シリーズとエグゼクティブ向け特別仕様車「VIP」も同時にマイナーチェンジされ、「ライダー」に替わるカスタムカー「AUTECH」の設定が発表された(「ライフケアビークル」シリーズと「VIP」は発表同日より、「AUTECH」は11月9日より順次発売)。「ライフケアビークル」シリーズと「VIP」はベース車同様にデザイン刷新や安全装備の拡充を行ったほか、「ライフケアビークル」シリーズの「ステップタイプ」はベース車グレードを増やし、特別仕様車の「250ハイウェイスター S アーバンクロム」と「350ハイウェイスター アーバンクロム」を追加した。「AUTECH」はセレナノートエクストレイルリーフルークスに次いで6車種目の設定となり、エルグランドにおける最上級グレードと「AUTECH」におけるフラッグシップモデルに位置づけられる。「250ハイウェイスター S」・「350ハイウェイスター」をベースに、外観はフロントグリルとフォグランプフィニッシャーをダーククロムに、プロテクター類(フロント・サイド)とリアバンパーフィニッシャーにメタル調フィニッシュを施した専用エクステリアを採用し、フロントバンパーには専用シグネチャーLEDを装備した。内装は「AUTECH」の刺繍やブルーステッチ、専用キルティングを施したブラックレザーシートをはじめとする専用インテリアを採用した。ボディカラーはモノトーン4色が設定されるが、「ディープクリムゾンパールメタリック(特別塗装色)」が設定されない代わりに、「AUTECH」専用色の「ダークブルーパール(特別塗装色)」が設定される。
  • 2022年
    • 11月1日 - 一部仕様向上[22]
      • シートが抗菌効果が実証された素材を使用した抗菌仕様へ変更。さらに、同年11月28日にフルモデルチェンジを実施したC28型セレナと同様、フロントとリアのエンブレム、アルミホイールのセンターキャップ、ステアリングホイール、インテリジェントキーの日産CIが2020年7月からの現行CIに変更された。
      • 日産モータースポーツ&カスタマイズ扱いのカスタムカー「AUTECH」、福祉改造車両「ライフケアビークル」シリーズ、エグゼクティブ向け特別仕様車「VIP」もベース車に合わせて一部仕様向上され、シートの抗菌仕様化並びに日産CIの現行CIへの変更が行われた。
  • 2023年
    • 4月10日 - 価格改定を実施[23]
      • 世界的な原材料費や輸送費などの高騰の影響によるもので、カタロググレードはグレードにより23.87~25.52万円、「AUTECH」は一律30.47万円、「ステップタイプ」はベース車グレードにより26.07~27.72万円、「VIP」はシート仕様により28.27~36.52万円(いずれも10%の消費税込)、「スライドアップシート」は一律23.7万円(消費税非課税)にそれぞれ値上げされた。

車名の由来 編集

英語の定冠詞「THE」にあたるスペイン語「EL」に「偉大な」を意味する「GRAND」を組み合わせた造語[注釈 7][24]。なお、初代で呼称されていた「キャラバン」と「ホーミー」についてはそれぞれの項を参照のこと。

備考 編集

  • 横浜F・マリノスの練習用ユニフォームは日産車体がスポンサーのため、ユニフォームに「ELGRAND」のロゴが表示されている。2010年の同クラブのユニホームでは同様の理由で左袖にロゴが掲示された。
  • ライバル車種であるトヨタ自動車アルファードは2代目エルグランドの販売日の翌日(2002年5月22日)に販売が開始されたのは、話題作りのためであり、トヨタの販売戦略のひとつだった。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 日産プリンス沖縄では、ホーミーシリーズの替わりとしてキャラバンシリーズが販売されていたことによるもの(理由については日産・ホーミーの項を参照)。
  2. ^ パラメディックは「スーパーメディックII」という名でいすゞ自動車にOEM供給されたが、2002年(平成14年)で販売終了になった。
  3. ^ 前期型VGのみ。
  4. ^ 特に、当代発売翌日に発売されたトヨタ自動車アルファード
  5. ^ アルファードはパワートレインを2代目エスティマから流用し、車両価格、燃費、税制面で有利な直列4気筒・2.4 Lエンジンも設定され、これが量販車種となって販売台数の大幅増加に功奏した。
  6. ^ ミニバンの2列目用のシートとしては世界初。背もたれの中折れ機能は一般的な乗用車では助手席用として1980年代には採用されており、日産車では2代目レパードに設定があった。
  7. ^ ただし、スペイン語ではgrandは「グラント」と読む。

出典 編集

  1. ^ エルグランド(日産)1997年5月~2002年4月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020年1月18日閲覧。
  2. ^ エルグランド(日産)2002年5月~2010年7月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月18日). 2020-1-1-18閲覧。
  3. ^ 日産自動車、今夏に発売する新型「エルグランド」の情報を一般公開開始』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年5月13日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-47ff8c7d2a6200132f11af92b070a46b-100513-01-j2021年12月11日閲覧 
  4. ^ 日産自動車、8月に発売する新型「エルグランド」のデザインをホームページにて公開』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年6月21日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-8b358415e71f18d5d239387737438249-100621-01-j2021年12月11日閲覧 
  5. ^ 日産ギャラリーにて新型「エルグランド」の先行展示を実施』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年6月24日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-29ba6429c4b7faa9803b6b46b47a34a7-100624-02-j2021年12月11日閲覧 
  6. ^ 新型「エルグランド」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年8月4日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/100804-01-j?source=nng&year=2010&month=8 
  7. ^ オーテックジャパン、セレナ・エルグランド「ライダー」に高性能シリーズを追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年10月5日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-493453add88d55f4bd59f72e131fef73-111005-02-j2021年12月11日閲覧 
  8. ^ オーテックジャパン、「セレナ」「キューブ」「ノート」「エルグランド」の特別仕様車 「ライダー ブラックライン」シリーズを発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年10月5日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-8fe3822dda4612ca36b40e67e73be612-111005-03-j2021年12月11日閲覧 
  9. ^ 「エルグランド」の一部仕様を向上』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年11月10日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-2ac6593162b12abe77f9a85eb84106e2-111110-01-j2021年12月11日閲覧 
  10. ^ 「エルグランド」に世界初「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」を採用』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2010年11月22日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-57d2b3222760008265cc4ea861d557be-121122-01-j2021年12月11日閲覧 
  11. ^ 「エルグランド」をビッグマイナーチェンジ』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2014年1月15日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-46be35500740af25d311b6ceda91ab6e-140115-01-j2014年1月15日閲覧 
  12. ^ 「エルグランド」の特別仕様車「アーバンクロム」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2014年12月10日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-8e7cedca2c89cacf271e533a4d82e3f4-141210-01-j2014年12月10日閲覧 
  13. ^ 「エルグランド」に新グレード「250ハイウェイスター S」「250ハイウェイスター S アーバンクロム」を追加』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2015年4月16日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-75a6b45779d49e0399668e74550154c8-150416-01-j2015年4月16日閲覧 
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  19. ^ 「エルグランド」の特別仕様車、「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」を発売』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2020年1月9日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-6049e0c71877a1d033f492c6a3006beb-200109-02-j2020年1月9日閲覧 
  20. ^ New「エルグランド」の発売に先駆け特設Webサイトをオープン』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2020年9月10日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-48622ba0e8b2c6bcc2594c38510e1a37-200910-01-j2020年9月10日閲覧 
  21. ^ 「エルグランド」をマイナーチェンジ』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2020年10月12日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-81a54f3f88d6b50371f054bf5c0769a8-201012-01-j2020年10月12日閲覧 
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  23. ^ 一部車両の価格改定について』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2023年4月10日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-59fdaa4ff6320fc49d0908ab722aad61-230410-01-j2023年4月10日閲覧 
  24. ^ 日産:車名の由来”. www.nissan.co.jp. 2022年1月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集