YOSHIKI、盲目の少年と『24時間テレビ』で感動のパフォーマンス

ツイート

YOSHIKIが8月26日に放送された24時間テレビ41『愛は地球を救う』に初出演し、11歳の盲目の少年と共に日本武道館のステージで感動的なパフォーマンスを披露した。

今回YOSHIKIは番組からのオファーを受け、盲目の少年の夢を叶えるため、武道館での夢のセッションを実現させた。今回共演した酒井響希くんは11歳。ちょうど同じ歳の頃に父親の死を経験し、その絶望の淵から這い上がることができたのは「音楽」があったからだと口にするYOSHIKIは、あの頃の自分と響希くんを重ね合わせ今回の番組出演を快諾した。YOSHIKIは番組の趣旨に賛同しノーギャラで出演。さらにこの日も自らステージで寄付金300万円の目録を手渡した。

響希くんは1歳10ヶ月の時に両眼性網膜芽細胞腫という小児がんを発症。2カ月後に両目を摘出し、2歳にして光を失った。YOSHIKIに憧れドラムの練習に打ち込む響希くんの“プロドラマーとして世界中に勇気を届けたい”という夢の第一歩を手助けするため、YOSHIKIは武道館に駆けつけた。この出演直前、YOSHIKIは米ハリウッドで「ジャパン・ハウス LA」のグランドオープニングセレモニーでパフォーマンスを行っており、その足で空港に向かい当日朝に帰国したばかりだった。

LAのスタジオを訪問した響希くんとの出会いを追ったVTRのあと、YOSHIKIは響希くんの手をとり気にかけながらゆっくりステージ中央のドラムまで導いた。YOSHIKIが後ろから見守る中、響希くんはドラムでX JAPANの代表曲「紅」を披露。そして2人の共演「ENDLESS RAIN」では武道館の会場全体に大合唱の声が響き渡り、感動的なフィナーレとなった。放送中にはSNSのトレンドランキングで「YOSHIKI」が1位に躍り出るなど、2人のパフォーマンスを絶賛するコメントで溢れ返った。なお、YOSHIKIの登場以降は視聴率が急上昇、パフォーマンス時には28.7%という高い数字を記録した。

番組出演後にYOSHIKIは「勇気を与えられたらと思って今日ここに来ましたが、気付けば僕の方が勇気と希望をもらいました。」と、響希くんとの共演で自身が感じた想いを語った。かつて「プロドラマーになりたい」と、YOSHIKIの人生を変えるきっかけとなったKISSのライブを観たのもここ武道館だった。今年の24時間テレビのテーマである「人生を変えてくれた人」。その言葉の通り、YOSHIKIは1人の少年の人生を変えたかもしれない。今日のステージで見せた感動的で心温まるステージは、24時間テレビの歴史に残ることとなるだろう。

この記事をツイート

この記事の関連情報